それって指しゃぶりが原因かも!?
〈指しゃぶりの口の中の影響について〉
指しゃぶりの歯ならびやかみ合わせへの影響は、奥歯のはえそろう3歳頃から現われ、4歳から5歳まで続くと出っ歯(上顎前突)や前歯がかみ合わない(開咬)、左右のかみ合わせのズレ(交叉咬合)などの不正咬合がみられるようになります。
〈指しゃぶりの対応について〉
1歳から2歳頃までの指しゃぶりは生理的な行為と考えられ、おしゃべりや遊びが活発になると、自然に指しゃぶりも減ってきます。しゃぶる指や時間、強さによっても歯ならびへの影響は異なりますが、4歳頃までに指しゃぶりをやめれば改善する可能性があります。
指しゃぶりを無理にやめさせようとして、うるさく指摘したり叱ったりすると、ますます癖がひどくなったり、爪かみやチックなどといった更に根強い癖に移行することもあります。まずは、お子さんが頑張っていることを認め、たくさんほめたり、甘えさせてあげることで、自然に指しゃぶりの頻度は減ってくるでしょう。
お母さんばかりでなく、お父さんや祖父母など周囲の人たちの協力が望まれます。
2022年10月21日 07:55