セミナーに行ってきました!
色々と勉強になることが多くて、日々の診療にも活かせていけたらと思います😊
4月までのコースなので,月一で土曜日は診療はお休みになります。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします🙇♂️
患者様に優しく精度の高い歯科治療!お口のご不安はなんでもご相談ください。
HOME ≫ ブログ ≫
口のトラブルと言えば虫歯というイメージが強いですが、歯周病が歯を失う原因のトップです。特に歯周病と虫歯は「歯を失う2大原因」と言われ、注目されています。
今回は「歯を失う原因TOP3」の原因や対策についてご紹介します。
歯を失う原因第3位:破折
破折とは、歯が折れたり割れたり、欠けたりすることです。
破折はケガや事故によっておこるものもありますが、硬いものを噛んだり、歯ぎしりやくいしばりも原因となります。
ケガや事故を予防することは難しいですが、硬いものを食べ過ぎないようにしたり、歯ぎしりやくいしばりはご自身の意識や、ナイトガード(夜用のマウスピース)などで予防することができます。
破折は接着したり埋めたりすることで治療できる場合もありますが、割れ方が複雑な場合等歯を残すのが難しい場合があります。特に神経を取った歯は、健康な歯に比べて破折のリスクが高くなります。
歯を失う原因2位:虫歯
虫歯は、お口の中にいるミュータンス菌などの細菌が糖分を栄養にして酸を作り出し、その酸によって歯が溶けてしまう病気です。虫歯が歯の神経に達すると痛みを伴い、やがて歯を失ってしまいます。
虫歯は、進行するほど歯を削る量が多くなり、麻酔が必要になったり、詰め物から被せ物になるなど、治療が大掛かりになります。また、歯は削れば削るほど弱くなってしまいます。
初期の虫歯であれば、歯の再石灰化を促すことで削らずに済むこともあります。初期虫歯はご自身で見つけることは難しいので、歯科定期健診で早期発見・早期治療が大切です。
歯を失う原因1位:歯周病
歯周病は、プラーク(歯垢)や 歯石の中の細菌により、歯を支えている骨や歯茎などの組織が破壊される病気です。歯周病は、自覚症状がないまま進行が進み、気が付いた時にはかなり悪化してしまっていることも。放っておくと最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
お口だけにはとどまらず、⻭茎の炎症に関連した物質が⾎管を経由して体中に⾏き渡った結果、糖尿病や動脈硬化、⼼臓病、低体重出産 など様々な疾患を引き起こします。
歯周病は初期段階で、歯科医院でのクリーニングなど正しいケアを行うことにより回復に向かうこともあります。
〈まとめ〉
今回は歯を失う原因TOP3をご紹介しましたが、健康な歯を維持していくためには、継続的なケアが重要です。衛生士によるケアだけでなく、歯磨きや生活習慣の指導、セルフケアすることで、よりお口の健康を保つことができます。
今日は日常の癖についてお話しします!
もしかしたらあなた自身も、スマホやパソコンを見ている今お口が開いてしまっているかも…?
この、いつもお口が開いている状態を「お口ポカン」と呼びます。
2021年に発表された、日本で初めてのお口ポカンの有病率に関する全国大規模疫学調査(日本の子供3~12歳:3399人の調査)によると、日本人の子どもたちの30.7%が日常的なお口ポカンを示していたという結果が出たとされています。
それは、さまざまな悪影響を引き起こす原因になるからです。
特にお子様のお口ポカンは要注意。お口ポカンは自然治癒しにくいため、そのままにすると将来の歯並びや顔貌の変化にもかかわってくる可能性があるのです。
〈お口ポカンの原因〉
①口周りの筋肉(口輪筋)が弱い
そもそも「口を閉じる力が足りない」ことが原因の1つ。
それには、お口周りの筋肉(口輪筋)の弱さが関係しています。現代は昔と比べ、シャボン玉や風船をふくらませる、口笛を吹くなどの遊びが減ったり、硬いものを噛むことが減っていたりするため、口輪筋を鍛える機会も減ってしまっているのです。
これはトレーニングで改善ができます!
②慢性的は鼻炎、アデノイド肥大
アデノイド肥大、アレルギー性鼻炎など慢性的な鼻炎も、お口ポカンの原因になります。
鼻炎で鼻づまりや鼻水が生じることで、口呼吸をせざるを得ないためです
耳鼻科に受診して、改善していきます。
③歯並び
出っ歯=上顎前突(じょうがくぜんとつ)や開咬(かいこう)、受け口=反対咬合(はんたいこうごう)=下顎前突(かがくぜんとつ)など、良くない歯並びの症状がある場合も口呼吸につながります。
〈お口ポカンがあると起こる悪影響〉
①虫歯・歯周病リスクが上がる
口が開いているままだと、口の中が乾燥して、口内細菌が繁殖しやすくなったり、食べかすが自然に洗い流されることが減ったりして、虫歯や歯周病のリスクが上がってしまいます。
②風邪やインフルエンザにかかりらやすくなる
お口ポカンの場合は,鼻ではなく口で呼吸してます。(本来は鼻で呼吸するものです。)
鼻で呼吸する意味は、
・鼻から吸った空気は、温められ湿気を与えられる。乾いた冷たい空気で粘膜や肺を傷めるリスクが減る。
・鼻のフィルターでばい菌やほこりなどをキャッチし、くしゃみや鼻水として捨てる自浄作用がある。
口呼吸では「ウイルスや菌を含んだ乾いた冷たい空気」を、そのまま取り込むことになり、感染症にかかるリスクが上がってしまうのです。
③姿勢が悪くなる、顔貌が悪くなる
お口ポカンの状態が続いていると、お口周りの筋肉やあごの骨の発達不全が起こり、顔の歪みが生じることがあります。
④歯並びが悪くなる
お口ポカンが続くと,歯が前に飛び出して並んでしまう、出っ歯=上顎前突(じょうがくぜんとつ)や、並ぶスペースが足りず歯がガタガタになる叢生(そうせい)の原因にもつながるのです。
〈お口ポカンの改善法〉
鼻炎などについては耳鼻科、歯並びや口周りの筋肉については矯正や口周りのトレーニングで改善できます!
気になる方はご相談ください😊
〈指しゃぶりの口の中の影響について〉
指しゃぶりの歯ならびやかみ合わせへの影響は、奥歯のはえそろう3歳頃から現われ、4歳から5歳まで続くと出っ歯(上顎前突)や前歯がかみ合わない(開咬)、左右のかみ合わせのズレ(交叉咬合)などの不正咬合がみられるようになります。
〈指しゃぶりの対応について〉
1歳から2歳頃までの指しゃぶりは生理的な行為と考えられ、おしゃべりや遊びが活発になると、自然に指しゃぶりも減ってきます。しゃぶる指や時間、強さによっても歯ならびへの影響は異なりますが、4歳頃までに指しゃぶりをやめれば改善する可能性があります。
指しゃぶりを無理にやめさせようとして、うるさく指摘したり叱ったりすると、ますます癖がひどくなったり、爪かみやチックなどといった更に根強い癖に移行することもあります。まずは、お子さんが頑張っていることを認め、たくさんほめたり、甘えさせてあげることで、自然に指しゃぶりの頻度は減ってくるでしょう。
お母さんばかりでなく、お父さんや祖父母など周囲の人たちの協力が望まれます。
医院名 | かねこデンタルクリニック |
---|---|
住所 | 〒140-0004 東京都品川区南品川5丁目3番27号 ラビゼームス坂102号室 |
診療時間 |
月〜土 9:30~13:00 14:30~18:30 |
休診日 | 木曜・日曜日・祝日 ※木曜は祝日の週は診療 |
電話番号 | 03-3450-9118 |
スマートフォンからのアクセスはこちら