かねこデンタルクリニックです🦷
段々と暑い日もあり、飲み物をよく飲むと思います🍹
熱中症対策にスポーツドリンクを飲む方も多いと思いますが、飲み方に注意をしないと 『歯が溶ける原因 』 になってしまうことをご存知ですか?
スポーツドリンク500mlには、およそ角砂糖9個分の砂糖が含まれています。
コーラの約2/3も砂糖が入っている思うと、その量の多さにびっくりしてしまいますよね。
砂糖を摂取すると、お口の中のプラーク(=細菌の塊)が酸を産出し、その酸によって歯が溶けてしまいます。(脱灰)
通常、歯が脱灰しても、唾液の作用で歯を修復(再石灰化)してくれますが、砂糖を摂り続けてしまうと修復作業が間に合わずむし歯になってしまいます。
また、飲食物にはそれぞれ pH値 (酸性・アルカリ性の程度) というものがあります。
pH値が低いほど酸性度が高く、エナメル質はpH値5.5以下、エナメル質より軟らかい歯根面(象牙質)ではpH値が6.0を下回ると歯が溶け始めます。
スポーツドリンクのpH値はおよそ3.5です。
シュガーレスのスポーツドリンクだとしても、酸性度が高いので『酸蝕歯(さんしょくし)』 という症状により歯が溶けてしまう可能性があります。
これらの事から、スポーツドリンクを水代わりにたくさん飲むのは危険です。
乳歯や生えたての永久歯はさらに溶けやすいので、お子さまが飲む場合は特に注意してください。
お口に含んでいる時間が長くならないようにし、飲んだ後はお水を飲んだり口をゆすぐのが理想的でしょう。
大量に汗をかいた時の水分補給は、スポーツドリンクよりナトリウムが多く含まれている経口補水液の方が適しています。
気になることがあれば,かねこデンタルクリニックへ🦷🏃♀️
2024年05月26日 22:33